定義

デザイナーズ住宅とは、シンプルな表現をすると、「デザイナーズマンションの一戸建て版」です。その意味では、デザイナーズマンションを含み、建築家のこだわりが反映された住宅全般を意味することもあります。 他とは少し違いのあるお洒落、かつこだわりがありそうな家のことだと考えてまず間違いないでしょう。

通常の一戸建てとの違い

一戸建ては建築主が建築家やハウスメーカーと打ち合わせを重ねる中で作り上げていくものですが、デザイナーズ住宅の場合は、その連携を通常一般の住宅よりもずっと緊密に強める必要があります。

こだわりの作品

デザイナーズ住宅は建築主と建築家のこだわりが結実した作品です。両者のどちらかが熱意の程度がかみ合わない場合には、いいデザイナーズ住宅は完成しないでしょう。一般の住宅では言うまでもありませんが、デザイナーズ住宅は、建物としての住みやすさ、生活拠点としての暮らしやすさとは別次元でのこだわりが随所に湧上がってくるものでしょう。

打ち合わせが大事

他人からから見れば「どうでもいい」ことにこだわって作り上げるものです。そもそも「どうでもいい」はずのポイントにこだわるのですから、何度何度も打ち合わせを重ねるのは至極当前のこと。これを適当にしてしまうと、自分が思い描いていた通りのデザイナーズ住宅を作り上げることはできません。

完成済みデザイナーズ住宅

また、建築家のデザインで先に完成済みのデザイナーズ住宅を建築販売するハウスメーカーも増加しています。これなら最初から完成した状態ですから、どんな家かは一目見ればすぐに分かります。少し風変わりな家がいいけれど、綿密に打ち合わせをする時間がない人などにオススメです。設計における自由度は、注文住宅よりも小さくなりますが、比較的気軽にデザイナーズ住宅を入手することが可能です。